これを書いている最中震度6弱の地震に見舞われました。
いやはや久々に聞いた緊急地震速報少し驚きましたね・・・
直下型だとは揺れですぐにわかりましたね~恐らく活断層がずれたんだと思われます・・・(←他人事www)
さて、昨日約5年半というの歳月を経て不通区間となっていた只見線 会津川口~只見間が正式に上下分離方式という不本意な結果とはなってしまいましたが、全線での復旧が実現することとなりました!
まずはこちらの記事をご覧ください!
<只見線>鉄路20年度にも復旧 上下分離式
12/27 河北新報
2011年7月の新潟・福島豪雨による不通が続くJR只見線会津川口(福島県金山町)-只見間について、福島県と沿線7市町の只見線復興推進会議検討会は26日、鉄路による復旧を図る方針を決めた。運行に当たっては、線路などを地元自治体が所有する「上下分離方式」を採用する。
運営方法を詰め、年度内に会津地域17市町村と福島、新潟両県などによる復興推進会議で正式決定する。災害から約5年5カ月で、鉄路復旧へ大きく動きだす。運転再開は早くとも20年度になる見通しだ。
検討会は福島市で非公開で開催。「只見線は奥会津地域の地方創生に不可欠」などとして、鉄路復旧方針を全会一致で決めた。福島県と市町村、有識者のプロジェクトチームを設け、只見線を生かす地域活性化計画の策定にも合意した。
県は上下分離で地元負担となる約2億1000万円の年間運営費の負担割合を県7割、会津地域17市町村3割とする案を提示。市町からは県に一層の支援を求める意見が出た。
約81億円と試算されている復旧費は、地元側が約54億円、残りをJR東日本が負担。地元負担では積み立てた復旧基金21億円を活用する方向という。
基金を除く地元負担の33億円について、鈴木正晃副知事は会議後、「市町村の負担軽減のため、県が相当の覚悟で臨む」と話した。
バスによる運行継続を主張してきたJR東の坂井究経営企画部長は「率直に残念だが、検討会の結論を真摯(しんし)に受け止め、社内で意思決定したい」と受け入れる意向を示した。
ちなみに、ここに記載されていなかったのですが、年間負担額の2億1000万円の内訳は下記のとおりです。
福島県:1億4700万円
会津若松市:924万円
会津美里町:590万円
会津坂下町:476万円
柳津町:457万円
三島町:425万円
金山町:1303万円
只見町:1936万円
非沿線10市町村:189万円
合計:2億1000万円
負担割合は、不通区間の只見町と金山町が一番多く、それに次いで市で唯一只見線応援を引っ張っていっている会津若松が多くなっています。
非沿線の10市町村って何処が負担しているのかが非常に気になるところではありますね・・・
(おそらく、福島市や郡山市とか?沿線じゃない南会津町や檜枝岐村とかなのかな?)
鉄道軌道整備法が改正されればこの負担額はさらに減少すると思われます。
また、これとは別に新潟県と沿線にあたる魚沼市がどのぐらい負担するかにもよって大きく変わるのではないかと思われます。
完全復旧がされるのは、2020年度の見込みだそうです。
まだまだ、復旧への第一歩を踏み出しただけですね。やっとスタートラインに立ったというところでしょう。ここから、JR東日本と詰めの協議をして納得した上で工事開始→復旧へというところですからね・・・
JR側は拒否するかもしれませんが、工事費削減案として不通区間の会津川口~只見間は閉塞式を従来通りタブレット式にしておくことによって信号関係の工事をしなくて済むようになるので工事費用を削減できそうな気がします。
それに、観光路線としたいならタブレット方式を残しておくのも良いと思うんですがね~
めったに見られないタブレット交換風景とか鉄道マニアなら見たいシーンの一つだとおもうのですが・・・
その件については今後の協議に期待したい所ですね!
さて、当サークルとしても只見線の復旧を応援しているのでこの結果は非常に嬉しく思っています。
只見線復旧のために、只見線の魅力を発信し続けていましたからね・・・
そんなこんなで、明後日「コミケ91」にて只見線に関する同人誌を頒布させて頂きます!
詳しくはまた明日、書かせていただきますが・・・
今回も前回のコミケ90と同様に只見線の同人誌を頒布します。前回、10冊では足りなかったということで+8冊ぐらいして18冊程度用意しています。
ただ、出版に関するコストが増大したので「存続か廃止かで揺れる只見線の現状」はモノクロとなりました。予めご了承ください。
それと!今回正式に上下分離方式での復旧が確定したということで・・・
現在の既刊である「存続か廃止かで揺れる只見線の現状」のタイトルを変更して「存続か廃止かで揺れた只見線」へと次回更新時にタイトル変更します!
ちなみにこれが、最終タイプとなる予定です。
今後ともProject JRSでは「只見線」もとい奥会津を応援していきます!