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カテゴリ:夜行列車 > ┣トワイライトエクスプレス


今日は朝から京浜東北線秋葉原~神田間の架線の支柱が倒れかかっている影響で、まさかの日暮里乗り換えができず上野から銀座線で通勤するというビックリな展開がありました。

まさか山手線も京浜東北線も止まるなんてほんと凄いですよね~
これがもし平日だったらと想像すると想像を絶しますよね。

さて、先月惜しまれつつ引退したトワイライトエクスプレスが運転を終了して早1ヶ月が経過しました。
そして、私が「はくたか」を見送って早1ヶ月となる・・・
正直な話時が経つのが早いですよね~

今日は運行を終了した比較するのも何なのですが「トワイライトエクスプレス」と現在も運転をしている「カシオペア」を比較したいと思います。

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トワイライトエクスプレスといえば1989年に登場し言わずと知れた大阪~札幌を結び日本最長・最長距離の臨時寝台特急でした。
登場時は団体列車でしたが、その後人気急上昇したことにより編成を増備されほぼ毎日運転できるような臨時寝台へとなりましたが、先月惜しまれつつ引退しました。
その後、再編成され来月から大阪~京都~下関を結ぶクルージングトレインとして再出発します。

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一方の「カシオペア」は1999年に登場し2階建てで全車A個室寝台の編成で有名な夜行列車です。
登場時、北斗星3往復でしたがその内の1往復を廃止し登場したのが「カシオペア」です。

簡単に歴史を説明するとこんな感じです。
ここからが本題です。比較するとしても決定的な違いがあります。
それはB個室やB寝台、A個室が連結されている「トワイライトエクスプレス」と全車A寝台の「カシオペア」では比較になりません。
ですので、ここで言う比較というのはどちらが有意義に過ごせるのか?とかどちらが乗りがいがあるのかです。

客室を比較するとA寝台とB寝台でやはり差が生じますので、あえて共用スペースを比較します。

まずは、トワイライトエクスプレスから・・・

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やっぱり良いですよね~ゆったり感があるトワイライトエクスプレスのサロンカー:サロン・デュ・ノール

一方のカシオペアは?

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新しさはあるもののトワイライトエクスプレスと比較するとゴージャスさが足りない印象を受けます。
カシオペアの名物でもある最後尾・最前部も夜間見たらあまり面白みがないのかもしれませんね。

ソファーの座り心地はトワイライトエクスプレスもカシオペアも良いのですが、こうして画像で比較すると分かることもあるのです。

その後、朝食やミニロビー等を比較していきたいと思います。

少し長くなるので今日は一旦この辺でお仕舞いにしたいと思います。
これからクルーズ列車としてトワイライトエクスプレスに乗る方・そして、唯一の夜行列車である臨時寝台特急カシオペアでの旅を楽しむ方ロビーでくつろぐ旅をしてみてはいかがでしょうか?

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今日、2月22日は猫の日らしいです。ニャン・ニャンニャン(2/22)だそうですwww
まあ、そんなのはどうでもいいんです。
私にとって2月22日は思い出深い日なのです。遡ること5年前の今日、初めて寝台特急「トワイライトエクスプレス」に乗車した日こそ今日なのです。

5年前の今頃羽越本線を北上していることでしょう・・・
そう考えると今年で廃止となってしまうトワイライトエクスプレスにもう乗車できないことが本当に悔しくて悲しいです。

今日はそんな「トワイライトエクスプレス」を支えるプロの人達を新聞記事とともに紹介したいと思います。

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「トワイライト」ベッドメーク担当者の誇り ともに走った23年、万感…新しい旅へ

2/21 産経新聞

 新大阪駅に隣接する広大な車両基地がある。3月のダイヤ改正で姿を消す寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌)の“ねぐら”となっているJR西日本の網干総合車両所宮原支所(大阪市淀川区)だ。「走るホテル」とも呼ばれる豪華列車はここで旅支度を整え、再び北の大地へと向かう。23年間にわたって寝台のシーツや毛布のセットを担当し、快適な旅を支えてきたジェイアール西日本メンテック係長の田中憲一さん(46)は「高級ホテルにも負けないベッドメーキング」が誇りだ。(大竹直樹)

 日本海の景色を独り占めできる大きな窓。ツインベッドにシャワールーム、応接ソファまで備えた2人用のスイートルームは、一流ホテル並みの内装で、大阪-札幌間の料金は大人1人4万6090円だ。

 「スイートは特に丁寧さが要求される。お客さまにいい夢を見ていただくための努力は惜しまない」

 田中さんはそう言ってシーツを広げると、しわをのばしながら手際よくベッドにかけていった。トワイライトエクスプレスはクルーが手を振って乗客を送り出すなど、細やかなサービスが特徴だが、ベッドメーキングも例外ではない。

 たとえば、毛布の端は2回折り込まれている。そのまま使えば、顔を出して眠ることができ、折り目をのばせば顔まで毛布で覆われる長さに調節されている。

 田中さんは「お客さまには気付いてもらえないが、気持ちよく寝てもらうための心配りです」とさりげなく語る。浴衣などのリネン類はすべて部屋の入り口に向かって折り目がくるようにそろえられている。これも「お客さまにきれいな方をみていただくため」だ。

                 ☆  ☆ 

 田中さんがトワイライトエクスプレスのベッドメーキングを担当したのは平成4年。「当時はすぐにスイートの作業はさせてもらえなかった」と振り返る。

 作業は寝台車の1、2号車を3、4人が受け持ち、5~9号車を6人でこなす。スイートルームは熟練のベテランが担当するが、それでも30分はかかる。

 今月3日、夜も明けきらぬ午前4時50分。宿直勤務で宮原支所に泊まっていた田中さんは跳び起きた。トワイライトエクスプレスが入線してきたためだ。

 1日午後に札幌駅を出発した列車は、積雪のため青森県内で立ち往生し、3日午前4時20分ごろ、約15時間遅れで大阪駅に到着していた。しかし、午前11時50分には大阪駅から再び札幌駅に向けて出発する。

 宮原支所を出る11時1分までに車両の整備や給水、車内の清掃などを終えなければならなかった。スタッフは急いでリネン用品を積み込むと、早朝から作業に取りかかった。乗客のファンらは、異例の車中2泊を楽しんだが「雪で列車が遅れるとJRも困るが、われわれも残業になります」。

 田中さんがベッドメーキングを担当した当初は、寝台特急「日本海」や寝台急行「銀河」も走っていたが、時代は流れ、トワイライトエクスプレスだけになり、それも3月で終わる。

 田中さんは「ともに歩んできた列車の廃止は、友人や彼女がいなくなるようで寂しい。引退後も体力の続く限り臨時列車などで走り続けてほしい」と話す。

 四半世紀の歴史に幕を閉じるトワイライトエクスプレスの名と伝統は、平成29年春に京阪神や山陰・山陽エリアで運行を始める豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス 瑞風(みずかぜ)」に受け継がれることになった。

 田中さんは万感の思いを込めて、希望を口にした。

 「新しいトワイライトエクスプレスも担当したい。今以上にすばらしいベッドメーキングをします」


上についてはベッドメイキングの話について書かれていますが、確かにベッドメイキングも凄いんですが、B寝台個室を利用していた私にとっては縁遠い話なんですよね・・・

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確かにベッドメイキングされていたというより、私が乗ったシングルツインでは上段がベットとなっており、その上段に布団が折り畳まれた状態で置いてあるだけです。
景色が見える下段は椅子状になっているのでベッドメイキングは施されていないんです。

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だから上の記事でも「5~9号車を6人でこなす」って書かれているのです。だって置かれてるだけですから!

B寝台個室のベッドメイキングは上の写真のようになってるんですよ!
はい、折り畳まれてるだけですwww
お分かりいただけるでしょうか?これがB寝台個室のベッドメイキングなのです。

ですので、A寝台スイートなお客様とB寝台のビンボーな人とでは雲泥の差があるんですね~

さて、これだけじゃないのがトワイライトエクスプレスの凄いところなんです!

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大阪駅では日常茶飯事で見られる光景ですね。
食堂車クルーの整列・列車入線時のお辞儀です。

JR東日本の北斗星やカシオペアでは行っていないことです。

私は大阪駅で初めてこの光景を目の当たりにして感激しましたね。JR西日本らしさや列車に対する敬意を表しているからこそこのようなことが出来るんだと思います。

確かにカシオペアはNREスタッフが食堂車でお見送りはしていたような気がしますが、入線時から気を使っていたという覚えはないんです。

だから、トワイライトエクスプレスは凄い!

さらに、札幌到着後、手稲の車庫に引き上げる際にも4号車のサロンカーに食堂車クルーが集結しお辞儀をしてお見送りをしていました。

NREは札幌到着後そそくさと駅に降り、乗務員控室に入っていったような気がします。

このことからみてもトワイライトエクスプレスのクルーはプロ中のプロだと思いますね。NREとトワイライトエクスプレスのクルーではどこか違うような印象を受けた覚えがあります。

NREについて少し抽象的になってしまいましたが、トワイライトエクスプレス・カシオペアを乗り比べた上で書かせて頂いております。
勿論、NREが悪いわけではないんです。確かにこの上ないサービスをしてくれる人も居ました。
けど、全体的に見てお辞儀をして入線を見届け車庫に入る際にもお見送りを欠かさないトワイライトエクスプレスの接客は本当に凄いと思います。

そして、最後ですが・・・
やはりトワイライトエクスプレスに乗務している車掌。
聞いた話によると大阪車掌区のエリートしかトワイライトエクスプレスに乗務することが許されないそうです。
大阪車掌区でトワイライトエクスプレスを担当する車掌は、JR西日本標準の制服ではなくトワイライトエクスプレス専用の制服を身に着けることが許されるのです。

そして、トワイライトエクスプレスを担当する車掌は勉強熱心であることも凄い所です。各停車駅の見どころ・ポイントをまとめ、北陸本線内では沿線の案内、JR東日本管内の駅でも詳しく調べ、この駅はこういう場所にあるこういう駅です。と言えるよう日夜勉強しているんだなということが車内アナウンスより分かります。(多少、大阪弁が入っているのが気になりましたがwww)

更には、大阪車掌区乗務員オリジナルのトワイライトエクスプレス各停車駅のスタンプがサロンカーに設置されています。
設置されている区間は大阪車掌区担当内だけなので、大阪~青森までと区間が限られているのですが、これもお客様に楽しんでもらうため大阪車掌区の気配りが見られました。

このようにプロ中のプロが集って運転されているのが今の「トワイライトエクスプレス」なのです。
だからこそ、その伝統を受け継ぐ「トワイライトエクスプレス瑞風」も同様に質の高いサービスが有るんではないかと思われます。

今のトワイライトエクスプレスの運転日も残り僅かとなりました。大阪駅で見られていた風景が見られなくなり、大阪車掌区のエリート車掌のアナウンスが聞けるのも残り僅かです。

これから初めて乗る方も、再度乗る方もプロ中のプロが集まった「トワイライトエクスプレス」最後の旅を是非満喫してください。
そして、乗れず仕舞いとなってしまった方・・・トワイライトエクスプレスはこういうプロ集団の集まりなんだということを理解して頂ければ幸いです。


「トワイライトエクスプレス」運転最終日まで残り18日!
「北斗星」「はくたか」「北越」最終運行日まで残り19日!


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今日はトワイライトエクスプレスを継承する列車名が発表されましたね!
今日はそれに関連して少しトワイライトエクスプレスに隠されたポイントがあるのでそこを紹介したいと思います。

①上下列車で経路が違うトワイライトエクスプレス

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これは知っている人は知っていますよね?
実は上下列車で経路が違うのです。どう違うのかというと・・・

北海道内の経路です。函館本線 七飯~森間の経路が異なるのです!
まず、七飯~大沼間には通称「藤城線」という札幌方面行き列車専用線があります。これは仁山~大沼間の登り急勾配を避けるために作られた線路で本州・函館方面から札幌方面に向かうほとんどの列車はこの藤城線を通ります。
まあ、簡単に言うと七飯~大沼までをショートカットするルートで途中駅である渡島大野(新函館北斗)と仁山を通らないルートです。

続いて大阪行きです。大阪行きの列車は森~大沼間の内浦湾沿いにある通称「砂原線」を通ります。これは、駒ケ岳駅を通る直線ルートは札幌方面からでは上り急勾配のため、落ち葉の季節になると車輪が空転してしまい重たい客車は急勾配区間を上れないことがあるからです。ちなみにこの砂原線は貨物列車のルートでもあります。
こちらも簡単に説明すると遠回りルートで渡島砂原や流山温泉を経由するルートになります。

これにより、上下列車で走行距離が違い札幌行きが1495.7㎞に対して大阪行きは1508.5㎞となり約13㎞の距離の違いがあるのです。

上記とは別にJR西日本管内でも湖西線内が強風などの影響により米原・北陸本線経由となることが稀にあります。

まあ、ここまではちょっとマニアックな話でしたが・・・
次の話は鉄道好きじゃない方も知ってて損はない情報です!

②トワイライトエクスプレスにはエンブレムが3つ存在する!

知ってる人がどれぐらい居るでしょうか?
みんな同じエンブレムだと思って居る方が多いかと思いますが!
実は違うんですよ!

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通常のトワイライトエクスプレスのエンブレムはこちらです。
ちなみにエンブレムの位置もゴールドラインの下にあるものと目線の高さにあるものの2つあります。

さて、そんなトワイライトエクスプレスのエンブレムは1~9号車すべてにあります。1号車は目線の位置にある大きなエンブレムです。
1号車~9号車まであるトワイライトエクスプレスのエンブレムの内3・4号車のエンブレムだけ違うのです!

もうお分かりですよね!3・4号車に何が連結されていますか?

はい、食堂車とサロンカーです!

それでは違いを見てみましょう!
まずは3号車食堂車の「ダイナープレヤデス」のエンブレムから・・・

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エンブレム的には同じですが、中に書いてある文字が「TWILIGHT EXPRESS」から「DINER PLEIADES」と変わっています。

ちなみに、食堂車の名称がダイナープレヤデスなのはおうし座のプレアデス星団から来ています。
北斗星の食堂車がフランス語で北斗七星を意味する「グランシャリオ」から来ているのでトワイライトエクスプレスもそれに対抗するかのように星座名から食堂車の名称が使われたのだと思われます。

続いて、4号車サロンカー「サロン・デュ・ノール」のエンブレム・・・

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こちらも中の文字が「SALON DU NORD」と書かれています。

こちらの名称の由来は、フランス語から来ています日本語に訳すと「北のサロン」という意味です。海道へ向けて走るサロンカーなる意味が込められているのではないかと思います。

このようにトワイライトエクスプレスには3種類のエンブレムがあるのです!
是非、見掛けたら見比べてみてくださいね!

それでは最後にトワイライトエクスプレスを継承する新しいクルーズトレインの名称が発表されたのでエンブレム紹介のついでに紹介したいと思います!

③継承されるトワイライトエクスプレス

今日、JR西日本のクルーズトレインの名称が発表されました!
その名も・・・

「トワイライトエクスプレス瑞風」

エンブレムも発表され・・・

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このようにななりました!
トワイライトエクスプレスのエンブレムにほぼそっくりです。
違うのは向き合う天使の距離でしょうか・・・

現在のトワイライトエクスプレスは向き合う天使の真ん中に文字が入っていますが、この「瑞風」のロゴは距離が近くなり真ん中に瑞風を表す「M」の文字をかたどっています。

これがまさに!継承されたトワイライトエクスプレスです。
というか、トワイライトエクスプレスは残ったのねwww

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JR西日本によると「瑞風」の由来について・・・
「瑞風とは、みずみずしい風のことであり、また、吉兆をあらわすめでたい風という意味をあわせ持ちます。
かつて日本は、稲穂が豊かに実る国ということから瑞穂の国と呼ばれていました。
その美しい瑞穂の国に、新しいトワイライトエクスプレスという風が幸せを運んでくる、そのような情景をイメージしました。」と言っています。

つまり、今のトワイライトエクスプレスが新しいみずみずしい風を運んでくれたからこの名が生まれたわけですね。

ちなみに、今後「トワイライトエクスプレス」という名称はサブタイトルということになります。

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エンブレム以外にも継承された点というのが、最上級個室です。
トワイライトエクスプレスは最上級のスイートルームを売りにしていましたから、それをさらにグレードアップした1両1室という最上級個室を備えます。
それ以外にも食堂車にラウンジカーも連結され、次期トワイライトエクスプレスの瑞風の特徴はオープンデッキの展望スペースです。

今までは機関車が連結されており外にでると危険でしたが、気動車という特性を活かし外に出られるようになったのは最大の利点かもしれません。

編成は10両編成でその内の6両が客室、1両が食堂車とラウンジカー、残り2両が展望スペース付きの先頭車となります。
客室は2クラスを予定しており定員は30名だそうです。

この概要をを見た感じだと、また一般庶民では利用できそうにない高値の華となりそうです。さらに定員が30名だとかなり確保は厳しいでしょうね~

今までのトワイライトエクスプレスを継承するならちゃんとB寝台を編成に組み込むべきなんですよ。なぜそこを継承しなかったのか・・・

運行開始は2017年度だそうです。
次期トワイライトエクスプレスを継承した「瑞風」はどんな列車となるのか・・・
楽しみな半面少し期待はずれ感もあります。
複雑な思いの中新しいトワイライトエクスプレスの物語が2年後に始まる!

さあ、現トワイライトエクスプレスの運転も残り3週間となりました!
ラストラン間近のトワイライトエクスプレス撮影はお早めに!特に北海道の方!
もう道内では見れなくなりますよ!

最後に両トワイライトエクスプレスのホームページを!



「トワイライトエクスプレス」運転最終日まで残り21日!
「北斗星」「はくたか」「北越」最終運行日まで残り22日!


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例年211系話題をお届けしてきましたが・・・
今年はちょっと趣向を変えてみようかと思います。

さあ、運命の日は明日です!

“超プレミアチケット”「トワイライト」最終列車各130席、12日あさ発売…人気過熱、1秒で完売か 買えるかどうかは運次第

2/11 産経新聞

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 3月のダイヤ改正で姿を消す最終の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌)の特急券・寝台券が12日、全国のJR駅や旅行代理店で発売される。連日切符が取れないほどの人気を集めており、JR西日本は「発売後、即完売するだろう」と予測する。これまでの傾向から、12日午前10時の発売とほぼ同時に売り切れる可能性が高く“超プレミアチケット”となりそうだ。

 3月12日に出発する最終のトワイライトエクスプレスの切符は、1カ月前の午前10時から一斉に発売。席数は上りと下り各約130席しかない。平成18年3月のダイヤ改正で姿を消した寝台特急ブルートレイン「出雲」(東京-出雲市)の最終列車は上下各314席が1秒で完売しているが、トワイライトエクスプレスの席数はその半分以下のため、1秒以内に売り切れる公算が大きい。

 午前10時になると、駅係員らが「マルス」と呼ばれる指定券予約発券システムの端末を操作する。完売するまでに端末からサーバーへ接続できた申込者だけが購入できるが、もはや「タイミングの問題だけではない」(関係者)といい、買えるかどうかは運次第となる。

 トワイライトエクスプレスは、シャワールームやソファを備えたスイートルームに、フランス料理を楽しめる食堂車や日本海の景色を眺められる展望サロンカーを連結。「走る豪華ホテル」と呼ばれたが、車両の老朽化などのため、3月のダイヤ改正で廃止される。


登場から約26年・・・
ついにトワイライトエクスプレスが廃止となる!

これにより大阪始発着の寝台特急が幕を閉じることとなります。

大阪発着の寝台特急といえば、九州方面の「なは」「あかつき」という列車が有名でしたね~
しかし、大阪発着の寝台特急は減少の一途を辿ります。
東京と大阪の夜間移動手段であった急行「銀河」が高速バスに負けて廃止。

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大阪と青森・新潟を結んでいた「日本海」・「きたぐに」も2012年に臨時から廃止となりました。

そして、最後の最後まで残ったのがこの「トワイライトエクスプレス」です。

トワイライトエクスプレスの歴史は団体列車からスタートしました。
当時の寝台特急から格段にグレードアップし、今まで青が寝台特急のイメージだったのをあえて、深緑に黄色のラインカラーを採用したことにより格段にスケールアップした寝台特急です。そのトワイライトエクスプレスを生み出したのは、今は無きJR西日本鷹取工場です。注目すべき点は後にJR東日本も真似をした最後尾に連結されている景色が見える「スイートルーム」。それ以外にも充実のラインナップで従来のB寝台をはじめB個室、A寝台と連結されており価格帯で選べるという点でも好評だった点だと言えます。
中でも「スイートルーム」はあまりに人気でなかなかチケットが取れないほどでした。
その後、その人気ぶりから編成を3編成に増備したことにより、団体列車から臨時列車へと格上げされ現在に至ります。

大阪~札幌へ日本海の黄昏を眺めながら進んでいく姿はまさに深緑であり、その夕闇を駆け抜けていく黄色いラインカラーはまさしくトワイライトエクスプレスに相応しい愛称であると言えます。

そのトワイライトエクスプレス最終運行日は来月である。23時間かけて大阪と札幌を結んできた寝台特急もついに役目を終えます。
23時間・・・飛行機だったら大阪と札幌を何往復できるんでしょうかね?
そのぐらい長い時間を掛けて大阪と札幌を結んでいます。けど、その長い時間がまた鉄道の旅ならではの醍醐味なんだと私は考えます。
車内で23時間過ごすわけです。必然的に近くの人との会話も生まれます。

私も以前乗ったときそう言う経験をしました。こう長い時間を走行するからこそ生まれる物があるのです。

大阪と札幌を鉄路で結んでいた「トワイライトエクスプレス」はJR西日本とJR北海道の車掌同士の繋がりもあったことでしょう。
(トワイライトエクスプレスの車掌はJR東日本管内もJR西日本大阪車掌区が担当することにより乗務員交代はJR東日本の青森となる。尚、運転士は直江津からJR東日本が担当する)
しかし、廃止されればその繋がりは無くなります。トワイライトエクスプレスは遠く離れた北海道との繋がる役割も果たしていたんじゃないかと思います。

だからこそ、この廃止は本当に残念で仕方がありません。

トワイライトエクスプレスの今後を担うのは、2017年運転開始予定の車両!この車両はトワイライトエクスプレスのイメージを引き継ぐと書いてあることから次世代のトワイライトエクスプレスを担うこととなるでしょうけど、北海道には向かわず参院方面をクルーズするだけとなってしまう。

明日、最終日の乗客130名に見事選ばれるには相当な強運が必要かもしれません。

トワイライトエクスプレスよ永遠なれ!

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トワイライトエクスプレス最終運行日まで残り29日!

「はくたか」「北斗星」最終運行日まで残り30日!


月曜日書いた記事とトワイライトエクスプレス廃止のニュースが上手いこと被った影響で「よく見られたブログ記事ランキング」2位にランクインしました。ありがとうございます。
また、総合ランキングも53位、東北・北海道エリアで3位、JR東日本でも20位と高順位になりました。
本当に皆様、アクセスありがとうございます。


昨日トワイライトエクスプレス廃止という衝撃的なニュースが出ました。
このニュースを見た瞬間「寝てれいる場合じゃない!」と一瞬で目が覚めましたね・・・
私もそれほど「トワイライトエクスプレス」が好きっていうことですかね~


さて、トワイライトエクスプレス廃止の原因を語る前に、トワイライトエクスプレスの概要を簡単に説明したいと思います。

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トワイライトエクスプレスが登場したのは1989年です。前年に開業した青函トンネルを通り、札幌まで結んでしまおうというJR西日本の新しい試みです。
大阪と札幌を約1日かけて日本海側を走行し、直江津からはJR東日本に変わり(運転手のみ)、青森までJR西日本 大阪車掌区の人が担当します。JR北海道管内に入ると車掌は函館運輸所の人が担当します。
そして、この列車の大きな特徴の一つが、今までの夜行列車の概念を超えた塗装と車内で一躍有名となりました。通常はブルートレインと親しまれている通り青色の塗装だった24系客車になんと深緑の塗装を施しました。
さらに、最後尾車両には後方展望が楽しめるスイートの導入、その他A寝台とともにB寝台の個室、そしてオーソドックスな2段式B寝台コンパートを揃えお客様のニーズに合わせて運転してきたことが好評を博し、団体専用列車で登場しましたが、その後1日おきに運転する臨時列車となります。多客期には予備編成も使って毎日運転をしています。

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それでは、本題に入ります。
トワイライトエクスプレスの廃止の原因は絶対に老朽化以外にもありますね!

以前姉妹サイトの方で書いたのですが、やはり北陸新幹線の開業による石川・富山・新潟各県の北陸本線が三セク化することが影響しているんでしょう。
この北陸本線の三セク化により運賃計算が複雑になること、三セク区間の特急料金を上乗せする必要が出てきます。

さらに重要になるのが、ダイヤの変更による影響・・・
三セク区間は各社で分断される形となります。その中を「トワイライトエクスプレス」は貫いていくことになります。
こうなると、JR西日本が各社に問い合わせして時間調整しなきゃいけなくなります。

そういう無駄な作業をが北陸新幹線開業によっておきます。
北陸新幹線開業前に廃止すればそういう無駄な作業はしなくてよくなります。JR東日本・JR北海道に廃止する旨の連絡をして了承されれば、それで済みますからね!

私は絶対に北陸新幹線開業時に何かしらアクションがあると予想はしていましたが・・・やはり廃止が確定しました。

さらに言えることは、今まで「トワイライトエクスプレス」の編成を使って大阪から広島の方へ行くクルージング列車を運転していましたよね。
あれは、クルージングトレインをやってどれほどの集客が見込めるかの調査だったのでしょう。
その結果、ある程度集客が見込めることが確定し・・・今回の発表に踏み切った。

だから、先週クルージングトレインの概要を発表したんだと考えられます。


では、最後に・・・
JR北海道から見た「トワイライトエクスプレス」です。

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JR北海道からしたら夜行列車の廃止は売上減に繋がることだと思います。

しかし・・・

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JR北海道はそこまで残したい列車だと思っていないのかもしれません。
上の写真をご覧ください。
「トワイライトエクスプレス」のヘッドマークですが、JR西日本のものよりもボロボロで錆びています。ここまで放置するヘッドマークですよ。
さすがにここまでひどかったら普通は交換するはずですが、交換せず使用し続けている。

「北斗星」はここまで酷くありません。
つまり、これはJR北海道としてもあまり良く思っていないって言うことなんじゃないかな~って思うんですね。

JR北海道管内の停車駅も函館周辺の主要駅には止まらず、一番最初の停車駅が「洞爺」っていうのが気に入らないんじゃないでしょうか?
「北斗星」「カシオペア」ともに函館周辺の主要駅にちゃんと止まるのに「トワイライトエクスプレス」だけは通過。
これも、途中駅からの乗客を取り込めないという点でJ、R北海道としてやはり気に入らないんじゃないでしょうかね?

そういう意味でも、北陸新幹線開業を機に廃止したいJR西日本と、「トワイライトエクスプレス」ではあまり収益が見込めないJR北海道の思惑が合致した結果が廃止という結論に至ったんじゃないかと思います。

あくまでも私の推論なのでもしかしたら違う意図がある可能性もあります。

この廃止発表によって私も最後に惜別乗車をしようと思います。
今回は昨年のリベンジも兼ねて再度乗りたいですね。

もう一生大阪~札幌を結ぶことは無くなるのですか・・・

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最後にお知らせ!
本日より再び北海道へ旅立つため、旅行中の更新が出来なくなります。
今回の目的は、在来線最長の距離を走る根室線2429Dの完乗が目的です。
トワイライトエクスプレス同様に約9時間かけて釧路に向かう気動車に乗車してみます。
金曜日の更新で2429Dについても書きたいと思いますので、今しばらくお待ちください。

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