1週間ほど更新を疎かにしていたことお詫び申し上げます。
書く記事がないわけではないんですが、なんか面倒くさくてね~
ここ最近はこんな感じなんで、更新しないことが多々あるかと思いますので予めご了承ください。
あ!そうそう・・・
前記事へのコメント頂きましてありがとうございます。
追ってコメントします。
さて、今日はこんな記事から紹介したいと思います。
「北斗星」名残の旅路 8月の完全廃止前に臨時列車満席
6/13 朝日新聞
8月に運行をすべて終える寝台特急「北斗星」が人気だ。東京・上野と札幌を週に約3往復する臨時列車は、ほぼ満席。ブルートレインの旅を楽しむ人も、運行を支えてきた人たちも、廃止を惜しみつつラストランまで見守り続ける。
JR上野駅13番ホーム。10日午前9時半過ぎ、北斗星がホームに滑り込んできた。17時間余の旅を終えた乗客たちは、客車を背に記念撮影をしていた。
2年ぶり7回目の乗車という東京都調布市の辻内裕之さん(42)は、妻聡子さん(46)との夫婦旅。どうしても引退前に乗りたくて、東京から新幹線と在来線を乗り継いで札幌に向かい、北斗星で折り返した。
「あけぼの」「日本海」「カシオペア」――。ゆったり流れる時間が好きで、独身のころから寝台特急の旅を繰り返した。北斗星に初めて乗ったのは1997年。やがて聡子さんとの2人旅になった。お気に入りは噴火湾に沿って走る室蘭線の区間。夫婦で酒を飲みながら車窓を楽しんだ。「ブルトレの旅を楽しめなくなるのは残念。でも、最後に乗ることができて良かった」
札幌から夫婦で乗った千葉県柏市の自営業後藤明弘さん(61)は4回目の乗車。「車窓からきれいなオレンジ色の朝日が見えた。そんな旅情が大好き」。北斗星の切符は乗車1カ月前に発売され、後藤さんは発売開始と同時にみどりの窓口に並んだが買えなかった。キャンセル待ちで2週間前、B寝台がとれた。
JR東日本によると、1列車あたり188人が乗れる。乗車率は5、6割で推移してきたが、廃止の方針が伝えられた昨年末以降、ほぼ満席が続いている。切符は窓口販売で、特に土曜日に上野を出発する列車は発売開始とほぼ同時に売り切れる人気ぶりだという。
■歩んだ27年「ご苦労さん」
午後11時半すぎ、JR青森駅に上野行き北斗星が滑り込む。客の乗降はない「運転停車」。機関車を青函トンネル専用から本州用に交換し、車掌もJR北海道からJR東日本へ交代する。一戸勝則さん(60)は北斗星デビューから27年間、車掌を務めてきた。
列車が動き出すと、車内を端から端まで歩く。手のひらを頭上に上げ、足元で振って室温のむらを確かめる。「乗客に暑さ寒さを感じさせなくなって一人前」。車窓は真っ暗でも、体が感じるカーブや鉄橋の音で走る場所がわかった。
73年に旧国鉄に入り、25歳で車掌に。受け持った長距離列車は上野と青森を11時間以上かけて結ぶ急行「八甲田」。出稼ぎの人々が通路に新聞紙を敷いて横たわり、東京土産の菓子箱が網棚からはみ出した。
北斗星は青函トンネルが開業した88年に登場した。「時間もお金もかかる旅。失礼があってはならない」。高級革靴をそろえ、車掌室のいすに座る時はズボンの折り目が消えないよう気をつけた。
3月、北斗星が定期運行から外れた直後、定年退職を迎えた。ブルトレ車掌として締めくくり、悔いはない。「北斗星も同じ思いじゃないかな」
上野駅に到着した北斗星は、次の出発の準備で約5キロ離れた尾久車両センター(東京都北区)に入る。
客室清掃などを担うJR東日本運輸サービスの早川芳郎さん(62)は、のりのきいた毛布カバーを勢いよく開き、張りを持たせたままたたむ。手の甲でそっとなでて微小なしわを消す。
早川さんがこの仕事に就いたのは80年。東北や北陸に向かうブルトレや夜行列車がひしめき、戻ってきた寝台の枕や浴衣はどれも使用済みだった。だが、82年に東北新幹線が開業し、スピード時代に変わる。毛布や枕カバーが仕上げたままの姿で戻ってくるベッドを目にするたび、やりきれなさが募った。
北斗星の車体には傷や汚れが目立つようになった。「ご苦労さんと声をかけてやりたいと思います」(編集委員・細沢礼輝、東郷隆)
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〈北斗星〉 1988年の青函トンネル開業に合わせて登場し、札幌と上野を現在は約17時間で結ぶ。青い客車が特徴のブルートレインの中でも、シャワーつきの豪華な客室やフランス料理も味わえる食堂車が人気を集めた。車体の老朽化や、2016年春開業予定の北海道新幹線の試験走行とのダイヤ調整の難しさから、3月のダイヤ改定で定期運行が終了。現在の週3往復程度の臨時運転も、8月22日の札幌発が最後となる。
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■寝台特急の歴史
1958年 あさかぜ(東京―博多)に初代ブルートレインとなる青い客車を導入
88年 青函トンネル開業に合わせ、北斗星が登場
89年 トワイライトエクスプレス(大阪―札幌)が登場
99年 全客室個室タイプのカシオペア(上野―札幌)が登場
2009年 富士(東京―大分)、はやぶさ(東京―熊本)が廃止、東京駅発着のブルトレが全廃
13年 九州周遊の豪華寝台列車ななつ星が運行開始
14年 あけぼの(上野―青森)が廃止
15年 3月にトワイライトエクスプレスと北斗星の定期運行が終了
17年 JR東日本、西日本が豪華寝台列車を登場させる予定
私も来週木曜日の北斗星のチケットを狙いましたが、結局ダメでした。
というのも、やはり部屋数が減ったのはかなりの痛手なんじゃないかと思います。
B寝台もいいんですが、やはり北斗星は今まで慣れ親しんだB個室にこだわったのが原因かもしれませんね~
まあ、北斗星は乗れない替わりに「はまなす」のB寝台を確保したのでそちらを来週は楽しみたいと思います。
さて、ブルートレインが登場して早58年・・・
北斗星の完全廃止の日が確実に近づいています。
来月22日がラストランとなる北斗星・・・くしくも丁度夏休みまっただ中ということで連日満席になることは間違いありません!
今ですらかなり確保が困難となっている臨時寝台特急北斗星。夏休み中は確実に取れないでしょう。
北斗星の廃止はブルートレインの終焉。夜行列車の終焉を意味しています。
以前から私はクルーズトレインは夜行列車としては認めていないので北斗星の廃止で首都圏と地方を結ぶという役割を終えるのだと思います。
これもすべて北海道新幹線が原因なんですよね~
次回、函館や新幹線を待ちわびている北海道民には申し訳ないですが、北海道新幹線が現段階でいかに不要であることを書いていきたいと思います!