2月最後の記事は・・・
本日の伊豆急下田発我孫子行きの列車をもって運転を終了した我孫子踊り子の話題で締めたいと思います!
20191109_104117
私と我孫子踊り子はあまり予定が合わず、この列車で伊豆へ行くことはかないませんでしたが、我孫子から品川までの短距離を乗車できたのは今となってはいい思い出かもしれませんね。。。

20210102_181141

我孫子踊り子が登場したのは、今から6年前の2015年!
上野東京ラインというくそダサい線名が誕生した日に運転を開始しました!

常磐線から伊豆へ行けるという!画期的な列車でしたが・・・
ふたを開けてみれば、あまり乗る人はおらずwww

この列車の登場で、常磐線北千住は大いに利便性が向上したんですけどね~
踊り子で湯河原・熱海・伊東・下田温泉など伊豆の温泉地へ、東武特急で鬼怒川温泉へ、メトロ・小田急で箱根へと行けるようになったんですが、なにぶん常磐線内の停車駅が、特別快速よりちょっと早いだけで我孫子を出ると柏・松戸・北千住と停車していくというデメリットがあり、あまり乗車率は向上しなかった。
DSCF0746
2015年度は10両編成でも運転されることがあったが、以降は7両編成が固定となっている。
つまり、利用客は見込めないとJR東も判断したんだと思います。
DSCF0733
運行開始当初は、この臨時用の「特急踊り子」幕を掲げていたのだが、その後上記のような「特急踊り子 我孫子」を駅名対照表に追加したことからJR東の本気度が垣間見えたのも事実なんですけどね~

しかし、利用客の向上は見られなかったが、今まで運休や廃止にはならず2021年2月まで運転したのは、本当にすごいことだと思います。

では、なぜ利用客が見込めなかったのかを解説します。
この列車が、常磐線内で利用客を見込めなかった理由として考えられることは3つ!

①停車駅が多い問題
上記に挙げた通り、特別快速と同じような停車駅であり課金して乗るようなものではない。

②品川・東京・上野以外は乗降客が少ない問題
下田方面から来た旅客の大半が品川・東京または上野で下車してしまい常磐線に乗るのは乗り鉄ぐらいしかいないのではないかという疑惑

③常磐線特急民には関係がない
上記に付随して、我孫子までという中途半端な行き先というのが問題としてあった。
常磐線特急と言えば「ひたち」「ときわ」と代表されるように、最低でも勝田・いわきまで直通してこそ特急としての意味を持つので我孫子まででは北千住・松戸・柏で降りたい人かテツしかいないのである。

交直両用にして我孫子ではなく勝田行きにして列車名も「常磐踊り子」にすればある程度乗降客は見込めたかもしれませんが・・・
ただ、この点については、国鉄時代常磐線平(現:いわき)から修善寺へ急行「常磐伊豆」という急行列車が乗り入れていたという事が有るのでもしかしたらワンチャンあるかも・・・・・・
まあ、今は連絡乗車券の影響で修善寺まで買えないんですけどねwww
(参考:伊豆箱根鉄道駿豆線の連絡乗車券の範囲は、常磐線は我孫子までとなっている)

と、このように我孫子へ乗り入れても何らメリットが無いんですよね~
なので、185系が引退するのを刑期に我孫子踊り子も引退というのは自然の流れなのかもしれません。

しかし!まだ諦めてはいけません!我孫子踊り子はまだ廃止にはなってないんだから!
もしかしたら夏季にE257系で復活するかもしれませんからね!
DSCF1117
そんな、我孫子踊り子も185系での運転は昨日の我孫子発111号、本日の伊豆急下田発114号をもって運転終了となりました。
春季の臨時設定はされませんでしたが、E257系の駅名対照表にも「特急踊り子 我孫子」の文字が収録されていることを確認済みですので、また車両が変わっても我孫子駅に訪れることがあるかもしれまん!E257系での我孫子踊り子も地元民として期待しております!

最後に貴重な我孫子駅を発車する185系踊り子の映像をご覧ください!(手振れがありますご了承ください)
PS)
伊豆急のゆるキャラ「いずきゅん」をこの間撮影したんですが、なんか「のるるん」に似てるな~と思いましたwww
さすが、東急グループですねwww

鉄道コムバナー
↑ 鉄道コムランキング参加中 我孫子踊り子についてもこちらで ↑