かつては、多くの駅に設置されていた反転フラップ式案内表示機(通称:パタパタ案内表示機)ですが、今では限られた駅でしか見ることが出来なくなってきています。
約8年前の2013年に当ブログでも「さようなら案内表示板」として紹介させていただいていました。
約8年前に東海道新幹線からパタパタが消えたんですよね。これも時代の流れというものですかね~
この反転フラップ式案内表示機ですが、パタパタと表示が変わることから通称パタパタなんて愛称で親しまれているわけですが、近年は列車の増加や行先の増加、LED案内表示機の方が見やすい、反転フラップ式案内表示機の複雑な構造、同じく反転フラップ式案内表示機製造メーカーの廃業や部品の確保が出来ないという数々な要因から姿を消しつつあります。
昨年初めごろまでは、横須賀中央駅でもこの反転フラップ式案内表示機が使用されていたのですが現在で現役で稼働する反転フラップ式案内表示機は京急川崎駅のホームに設置されているもののみとなっております。
おそらく、関東圏ではこの京急川崎駅でしか採用されていないかと思います。
今日はその京急川崎駅に設置されている反転フラップ式案内表示機を映像を入れながらとことん見ていきたいと思います!
京急川崎駅に設置されている反転フラップ式案内表示機で特筆する点としては、上部に路線図が入っている点ですね!
列車ごとに停車するランプが変わるのも注目する点だと思います。
現在多くの駅で設置されているLCD式だとほぼ液晶画面で済ませることが出来るので、見応えは無いですが、ランプが切り替わるという物凄くアナログチックな表示変更っていいですよね~
列車が発車したあと、停車駅ランプが切り替わってから反転フラップ式案内表示機が稼働するという動作をします。
それを踏まえたうえで上記の動画をご覧ください!
ところ変わって、こちらはかつて京急久里浜駅に設置されていた反転フラップ式案内表示機
こちらの特徴は、下部にLEDで各種案内がスクロールで流れるという仕様になっているという点です。
京急川崎駅のものとは異なり列車が発車するとすぐに反転フラップ式案内表示機が稼働し変更します。
ということで、今回2駅の反転フラップ式案内表示機を見てきましたが・・・
注目すべき点は、やっぱり収録されているコマが気になりますよね?
今日は特別に収録されているコマの中でレアなものをちょっとだけ紹介します。
動くコマに注目して探してみてくださいね~
そうそう!YouTubeでは再生スピードを切り替えられる設定が有るので1倍速じゃ早すぎてわかんね~という方は、再生スピードを変えて見てくださいね~
では、スタート!
まず最初は、種別と両数のレアコマ!
①急行
かつて、京急で運行されていた種別。
今はエアポート急行という名称でしか登場しませんが、かつては運行されていました。
②10両
こちらもかつて運行されていた両数。
京急では最小の4両、6両、8両、12両でしか運行はされていません!
主に4両・6両が普通運用であり8両・12両が快特やエアポート急行に使用されるが、10両は運行されていませんがかつては運転していたようです。
さあ、皆さん大好きの行き先コマを見ていきましょう!
京急線と都営浅草線系統の行き先はさほどレアじゃないですよね~
①新鎌ヶ谷
まず、出てきたのが新鎌ヶ谷です。京成の駅ではなく北総線の駅です。
まあ、レアというわけではないですが・・・成田空港へ向かう途中駅の中では大きい駅なのであってもおかしくはないが、京急の駅で見るとやはり違和感www
②西白井
西白井駅とは、新鎌ヶ谷の次の駅なのですがなぜ?収録されているのかは不明
③千葉ニュータウン中央
こちらもレアではありませんね~
正直なところ、羽田空港から出る列車の中にはこの行き先の列車もありますからね~
④金町
こちらは、かなりレア!
京成高砂から京成金町線に入るわけですからかなりレアだと思います。
しかし、なぜ金町を収録したのだろうか?
⑤宗吾参道
こちらもレア!
京成本線の途中駅。京成成田の手前ですね。
京成ユーザーの方ならよく分かると思いますが、京成の車両基地が有るのがこの駅です。
京成線からだとこの駅着の列車もあるのですが、京急から直通ではおそらく無いはずなのでレア!
⑥東成田
かつての成田空港駅だが、この駅にも京急からは来ないと思うのでレア!
⑦小岩
京成高砂の次の駅だが、こちらも見たことは無いですよね~
⑧京急久里浜・浦賀
続いて、京急線内の分割がある行き先。
まずは、京急久里浜と浦賀行き。おそらく堀ノ内で分割されると思われるのだが今までそんな列車は見たこと無い。
⑨三崎口・浦賀
こちらも多層建て列車。三崎口と浦賀行き。
こちらも堀ノ内で分割されるのか?
しかし、なんでこんなの収録したのだろうか疑問である。
京急で多層建て列車の計画でもあったのだろうか?
⑩京急久里浜・逗子・葉山
なんだ!この点ばかりの行き先はとなるwww
京急久里浜止まりと逗子・葉山に向かう多層建て列車。おそらく前8両が京急久里浜行き、後4両が逗子・葉山行きとなるのかなと想像する。とすると金沢八景で分割するのか?
ちなみに京急久里浜駅の方の動画では、「新逗子」となっているがこのコマ(京急久里浜・新逗子)も収録されているという驚きwww
⑪三崎口・逗子・葉山
そして最後も分割併合がある多層建て列車。
こちらも運転するとなると金沢八景で分割併合という事になりそう。
注目してもらいたいのは、新逗子は昨年春のダイヤ改正で「逗子・葉山」と駅名を変更したにもかかわらずちゃんと新規にコマを製造し収録されているというところに、京急には敬意を払わなければならないと思います。
駅名変更を理由におそらく横須賀中央駅の反転フラップ式案内表示機も撤去されたんだと思いますから・・・
コマを製造し新たに取り付ける作業は桁外れの重作業だと思いますし、そんなことをするぐらいならLCDの見やすい案内表示機に付け替えてしまった方が楽なんですから。
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こうレアなコマを見てきましたけど、一つだけ言えることは京急さんがこの反転フラップ式案内表示機を残そうと努力しているんだなというのがよく分かるかと思います。
先ほども書きましたが、LCDの案内表示機やLEDの発車標の方が断然見やすいんです。それなのに残してるわけです。本当なら駅名が変わるタイミングで京急川崎駅の反転フラップ式案内表示機も無くなってもおかしくは無かったと思いますよ。
後世に鉄道遺産を残そうとし続ける京急さん!
今後も維持が大変かと思いますが、この反転フラップ式案内表示機をいつまでも残しておいてほしいというのがいち鉄道ファンとしてのお願いです。
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