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新年早々、第二青函トンネルを構想し検討し始めたというとんでもないニュースがトップになりました!

まずはこちらの記事をご覧ください。

津軽海峡に「第2青函トンネル」を 専門家ら構想

北海道新聞 1/1(日) 10:40配信

貨物向け、北海道新幹線を高速化

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 津軽海峡の海底下を通る「第2青函トンネル」の建設を将来実現させようと、大手建設会社や土木の専門家らが、動きだした。財源の確保など課題はあるものの、実現されれば北海道新幹線のさらなる高速化が可能になり、貨物列車の輸送力向上なども期待できる。

 鹿島建設や大成建設などの大手建設会社、民間コンサルタントらでつくる「鉄道路線強化検討会」が2年ほど前から、複数の案について経路や工費などを検討し、昨年夏にまとめた。構想によると、既存の青函トンネルの西側100~250メートルに、延長57・0キロの第2青函トンネルを設ける。貨物列車向けの単線で工費は約3900億円、工期は約15年とした。

 狙いの一つに、青函トンネル内での新幹線の高速化がある。現在は貨物列車との共用走行のため、最高時速が140キロに制限されている。共用走行が解消されれば260キロまで高速化でき、観光面などの面で高い効果が期待できるためだ。

 検討会は、一部の経済団体の関係者や工学系の大学教授らに構想を示している。賛同者を広く募り、世論を形成したい考えだ。検討会の一人は「できるだけ早く計画決定にこぎつけたい」と話す。


2年ほど前これと同じことを言い出した県がありましたね。それが青森県貨客を分離する「第二青函トンネル」を作ることが良いと青森県は提唱していた。
が、その夢は奇しくも水の泡と消えた・・・

なぜか?

北海道新幹線の開業を間近に控えたからということもありますが、現実性がなかったともいえます。また、巨額の建設費が掛かるということもあったようです。
ただ、青函トンネルの最大の弱点は、すでに老朽化しているということ・・・

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開業から約30年が間近に迫っているわけです。当初はもっと早く北海道新幹線が開業する予定だったのですが、予定線区だった東北新幹線の着工の遅れが影響し今に至っています。
その影響もあり、青森県は第二青函トンネルを作ろうと動いたわけですが、貨客を分離するという利点はあるのですが、当初の計画通り青函トンネルは新幹線が走行できる規格で設計建設されたという経緯もあることから、新幹線を走らせることが前提として話が進められ、あえなく却下となったのです。

青森県の構想も今回の構想と同じく青函トンネルの横にもう一本トンネルを掘るというものでした。

しかし、今度は大手建設会社や土木の専門家らが動き出しました。
これは大きな一歩といえるかもしれません。この専門家たちがもっと細かな見積もりをして青森県と北海道、JR北海道、国を動かすことが出来れば、第二青函トンネルの開業も夢ではないのかもしれません。

県が有識者無しで言うのと専門家の言うことでは格が違いますからね・・・

今回の第二青函トンネル案は単線で貨物列車専用となっているようですので、ダイヤの合間にローカル線を挟むことも可能になるかもしれません。
そうなれば、北海道新幹線より安く移動できる手段となるかもしれませんし、再び青森と函館を結ぶ鉄路となるかもしれません。

まだまだ、計画段階というところではありますが今後の動向に注目したいと思います!

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