先日、再び横須賀に観光に行ってきました。
なんだかんだ言って1ヶ月に1回は行く感じになってしまっています。
今回の目的も横須賀を舞台としたアニメ「ハイスクール・フリート(はいふり)」のグッズ及び消印スタンプの収集です。
今までのアニメと違い日本郵便が協力しているというのもすごいことだと思いますよね~
なんか横須賀市が市制110周年ということで、企画されたようです。
まあ、何回も行ってて分かったことは横須賀は大洗とは違う魅力があるということでしょうかね!
この件についてはまた後日詳しくお話させていただきます。

それでは、ここから本題に入りたいと思います。
「北海道の廃駅が止まらない!!!」

先週このような記事が大手新聞社や北海道新聞に流れました!

JR北海道、17駅の廃止打診 名寄「北星」、幕別「稲士別」も

10/02 13:33 北海道新聞

 JR北海道が道内の市町村に対し、廃止の意向を伝えた駅が本年度中に少なくとも5路線17カ所に上ることが1日、分かった。JRは、1日平均乗車人数(2011~15年の調査日の平均)が1人以下の駅を中心に廃止を進めており、さらに数駅について打診しているとみられる。経営が悪化しているJRは、路線廃止も含めた鉄道事業の抜本的な見直し作業を加速させている。来年度以降も、残る「1人以下」の駅を中心に検討する方針だ。

 北海道新聞の調べで、北星(名寄市)と稲士別(いなしべつ)(十勝管内幕別町)の2駅についてJRが廃止の意向を示していたことが判明した。既に明らかになっている15駅と合わせて計17駅となる。いずれも無人駅。

 このうち、来年3月のダイヤ改正時に合わせて地元自治体が廃止を既に容認しているのは、蕨岱(わらびたい)と北豊津(いずれも渡島管内長万部町)、美々(千歳市)の3駅。南美深駅(上川管内美深町)については、美深町が駅の維持管理費を負担する形で存続させる意向だ。


それでは、上記記事からすでに廃止が決定している駅を紹介していきます!
また、すべての駅を紹介すると膨大な記事量になるため大まかな駅を抜粋してお届けします。

美々駅 (千歳線)


まさかの札幌近郊路線から廃駅がでることになるとは・・・

新千歳空港に隣接した場所にあり、直線距離で約3㎞程と比較的近い場所にありますが、ターミナルは滑走路2本分を挟んだ対岸にあるため迂回しなければならず空港アクセス駅として機能はしていない。稀に間違えて降りる客がいるらしい。
ただし、飛行機撮影マニアの間では撮影地として重宝しているらしい・・・
また、この駅はIC乗車券Kitaca対応駅であり廃止となるとKitaca対象駅で初の廃駅となる。(利用客が居ないためほぼタッチされていないという現状=宝の持ち腐れ状態)

さて、ではなぜこの駅があるのか?
ちょうど90年前の1926年(大正15年)8月21日、北海道鉄道札幌線(現:千歳線)の開業と同時に駅が設置された駅です。
当時、駅の周辺は小樽の犬上商船の経営者であった犬上慶五郎が所有する犬上牧場が広がっており、北海道鉄道の社長でもあった犬上が自身の所有地近くに設置したもの。
現在駅周辺は民家は愚か商店も存在しない場所となっており、ゴミ処理場と生コン工場があるだけとなっていることから利用客はほぼ居なく一部普通列車も通過している。
千歳市は美々駅廃止を容認するそうです。廃止は2017年春のダイヤ改正の予定。

東山・姫川・桂川 (函館線)

姫川は森駅の1つ手前・東山は2つて前の駅・桂川は1つ先の駅でともに信号場から仮乗降場を経てJR北海道に民営化した際に旅客駅に昇格した駅ですが利用客がほぼ居ないため廃駅となる予定。
東山駅は枕木を使った木製デッキ式のホームのみの棒線駅となっています。ホーム東側に階段があり駅施設外に連絡している。駅への取り付け道路も無く、車道の踏切から駅までは線路際の小道を歩く必要があるため危険を伴う。
姫川・桂川駅は駅舎があり2面2線のホームが互い違いに設置されている。

北豊津 (函館線)

長万部駅から3つ手前の駅。
この駅も信号場から駅に昇格した駅ですが、上述の駅と異なり信号場時代から仮乗降場として機能していた駅です。
つまり、室蘭線の小幌駅と同じように信号場だけど乗り降りは出来た駅でしたが、JR北海道になった際に駅へと昇格しています。
また、この駅から長万部までは複線となり、この駅から黒岩駅までは単線となっているため廃止後も信号場としては機能するのではないかと思われます。


帯広駅の2つ先、幕別駅の1つ手前の駅で1面1線の棒線駅です。
この駅は1959年に仮乗降場として開業してJR北海道になった際に駅に昇格した駅です。
かつては保線区の拠点があり勤務していたようです。また待合室に売店もあったのだとか・・・
駅周辺は田畑が広がり、十勝川温泉の最寄駅になっているようであるが利便性が悪く利用はされていない。
国道の裏道として利用されるので、比較的に交通量は多いようです。

南美深 (宗谷本線)

美深駅の1つ手前の駅で1面1線の棒線駅です。
この駅は1956年に仮乗降場として開業し3年後1959年に駅に昇格しています。
駅周辺は田園が広がり数件の農家があるが利用客はほぼ皆無のようです。
上記駅と異なるのは上述記事のように「美深町が駅の維持管理費を負担する形で存続させる」という点。
これは小幌駅で実施された取り組みです。ただ、小幌駅と大きく違うのは小幌駅は駅に鉄道以外では完全に行けないということ秘境駅ナンバー1であることからかねてから存続させることを明確にしていたのですが、この南美深駅周辺には数件の農家しかなく存続させる意図が見えないのですが、美深町には何か利用価値や思惑があるのだろうか?

今後どうしても残したいからという理由から市町村が管理費負担する駅が北海道では増えそうな感じですね~
これも、豊浦町の小幌駅の成功がキッカケになったのだとしたら凄いことだと思いますね。


廃駅対象となるすべての駅に言えることは、すべてJR北海道になった際・又はその前に駅に昇格した駅がほとんどということです。
すでに北海道の過疎化が始まっていた1988年時代になぜ駅に昇格させたのか?
そのまま仮乗降場のまま廃駅にしてしまえば早かったものをなぜ昇格させてしまったのだろうか?

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北海道には利用客が1人以下の駅が数多く存在します。今後残すべき駅といらない駅を明確に分ける必要が生じるかと思います。残すなら自治体が負担してでも残せばいいし、もう確実に利用実態がないのなら廃止にすればいいかと思います。
また、これとは別に北海道という特別な環境なので今までの鉄道のあり方を一新させるという手もありなのかもしれません。

そして、今日も・・・
札沼線 北海道医療大学~新十津川間を廃線にしたいという意向を新十津川町・浦臼町に打診したとのこと・・・
これに対して両町ともまだコメントは発表していないのですが先行きは長くなさそうな感じです。

今後どのような対応がなされるのか今後も要注目です!

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