現在も尚運転見合わせ中の只見線について、只見町の方からお話を伺い只見町の思いをJR東日本へ下記のような質問をしてみました。

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①只見町役場の方は、運休している会津川口~只見間復旧の試算が85億円も必要無いということです。さらなる安全の為に嵩上げ等の工事を施しを行うことは分かりますが、只見川第8橋梁は水に浸かり土砂が堆積しただけですので、それ以上の工事をする必要は無いのではないかということです。
この工事に試算の約半分の金額がかかっているわけですので、その工事さえしなければ工期も早く試算も安く出来るはずです。

只見町では一刻も早く会津若松側の復旧を待ち望んでいます。仮復旧でもいいので早く復旧して欲しいとのことです。
只見~会津川口間の利用客減は確かにありますが、復旧させる意味はあります。風景が美しい只見川第8橋梁等鉄道ファンの中でも人気の高い撮影地が多く含まれておりますし、何よりも生活の足として只見線は必要不可欠です。地元の高校生の中には会津若松まで通学している人もいます。

只見町では将来的に駅前に「雪国鉄道資料館」を建設することも視野に入れているそうです。
これは、鉄道での復旧があってこそなし得るものだと私は思っております。

②また、現在の会津川口~只見間は貴社の私有地にもかかわらず全くと言っていいほど手が付けられていません。草は伸び放題、標識は倒れ、線路も放置、冬に至っては除雪すらされない始末です。これはあまりよろしいとはいえません。

貴社の私有地なのですから放置するのではなくちゃんと整備等することが土地所有者の責任です。ましてやまだ廃線になっていないわけですから、整備や除雪等は行って欲しいです。
只見町は伸びきっていた線路の草を一部刈り取ったと言っておりました。これは本当は貴社がやるべきことなんじゃないですか。

それに、この状態では山から熊が下りて来る懸念もありますし国道から見ていても、野ざらしで放置されている状態は景観を損なうものです。

貴社が現在、只見線のことについてどう考えているかは分かりませんが、ワースト
だからといって廃線にするような考えだけはしないでください。

沿線自治体に加え福島県が一生懸命復旧に向けて取り組んでいるのでその結果を踏み躙ることだけはしないでください。


以上の質問に対し返答された答え(一部抜粋)がこちらです。

①の復旧費用に対する返答は無く、「当社といたしましては、鉄道での復旧の可否判断の時期については決めておりません。総合的に判断し検討を進めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。」とだけ回答しました。

これについては、やはり上層部が決めることだけに何も答えられないのかもしれませんが復旧させる意思がまったくもって感じられないという結果です。

②の除雪・除草に対しては「運転を休止している区間の全区間は行っておりませんが、通行を妨げるような箇所や、架道橋からの落雪等が心配される箇所等の除雪を行っております。
また、除草についても同様で、当社用地の隣地を支障する場合や、並行する道路の通行を支障する箇所等の除草を行っております。今後も、状況を判断しながら除雪、除草を行って参ります」と回答しています。

一応巡回して危険箇所の把握は行っているようですが、沿線の只見町・金山町ではもっと細かく確認を行っており、熊が下りて来る危険性・野ざらしの状態が景観にいい印象を与えないとうところまで確認をしているので少し判断が甘いのかもしれません。

いずれにせよ、今のところ只見線を全線で復旧させる意思はないようにこの回答から感じられました。
つまり、今はまだ復旧させる意思はないので、沿線市町村の頑張りに期待するしかないようです。

只見町の方は「今年は運休して5年目になるので今年が正念場」と語っておられました。そう節目の年を迎える年だからこそ今年中には復旧に漕ぎ着けたいという気持ちの現われです。

復旧させるには国を巻き込んで復旧させるしか方法はなさそうです。

その為にはやはり「鉄道軌道整備法」の改正がいち早く行われることが鍵になりそうです・・・

鉄道軌道整備法と只見線などについては来週のコミティア115で頒布する「存続か廃止かで揺れる只見線の現状(Ver.2)」をご覧いただければと思います。

只見線を復活を願う人は数多くいます!もちろんこのブログを見て只見線に興味を持ってもらえれば幸いですし、復旧に協力しようと思った方は福島県が主体としてやっている「只見線応援団」に寄付して欲しいと思います。
これに入会すれば、一応確定申告等すれば一応免税されるようなので興味等あれば一度ご覧いただければと思います。


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こういうブログを書くと誹謗中傷する方が多く見られるための対策です。

私はそういうことを書かないことを期待しております。
何卒、ご理解とご協力いただきますようよろしくお願い致します。

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