北陸新幹線開業で大きく変わる北陸の輸送体系・・・
その影響は今まで北陸と東京を結んでいた越後湯沢周辺市町村に及んでいる。

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北陸新幹線開業に合わせ特急はくたかなど廃止

20140828日 読売新聞


 JR東日本、西日本は27日、北陸新幹線開業に合わせ、在来線の「はくたか」「北越」など4種類の県内関係の特急・快速を廃止すると発表した。開業後は新潟市などから北陸新幹線に接続するため、特急「しらゆき」(新潟上越妙高間)などを新たに走らせる。

 特急「はくたか」はこれまで、越後湯沢駅と北陸地方の間をJRとほくほく線で結び、関東と北陸を短時間でつないでいた。名称は北陸新幹線に引き継がれる。

 沿線自治体の首長からは、「既定路線で仕方ない。ほくほく線はコスト削減を通じ、ローカル線として魅力を向上させてほしい」(井口一郎・南魚沼市長)、「年300万人も運んでいた特急がなくなるのは残念」(田村正幸・湯沢町長)といった声が寄せられた。

 特急「北越」(新潟金沢間)は1日5往復、快速「くびき野」(新潟新井間)は同3往復していたが、いずれも廃止となる。

 一方、新たに導入される「しらゆき」は一部を新潟新井間として同5往復する予定。JRはこのほか、新潟新井間で快速2往復、新潟糸魚川間で快速1往復させるため、「北越」と「くびき野」廃止の事実上の代替措置となる格好だ。

 途中に位置する柏崎市は、現在の特急・快速の廃止後も本数が変わらないため、「最低限存続してもらった。しらゆきは新しい車両になるので快適になることも期待できる」(市企画政策課)と胸をなで下ろす。

 一方、糸魚川市は、特急が4往復なくなる計算。米田徹市長は「非常に厳しい。増便を求めていきたい」と話している。


この記事では新潟の事しか書かれていませんが、北陸新幹線開業による影響は新潟だけじゃないはずです。

富山では在来線特急が無くなり、石川では中京圏・関東圏から和倉温泉に直通する特急が無くなります。

これは、北陸新幹線開業で影響する長野・新潟・富山・石川だけではなく福井県にも及んでいます。

地元では利便性が向上するどころか逆に不便になっているということです。
第三セクターになり運賃は跳ね上がります。強いて言えば、地域密着の鉄道会社になるのは事実ですが、沿線で生活している人にとって運賃が上がることや特急が無くなるのは非常に不便になるのです。

新幹線で利益を得るのは関東だけなんです。もちろん観光客は関東から増えますが、観光客が地元に落とすお金ってそんなに多くないんですよ。
地元の人はその地で生活するわけですから観光客の倍以上もお金を使います。

さらに新幹線はストロー効果という現象ももたらします。地元の人が首都圏へと流れていく現象のことをストロー効果といいます。
この現象により地元から若者が都市へと流れ過疎化を一層進行させる。

これは、どうなんでしょうかね?

新幹線開業がもたらす影響を今一度考えないと行けないような気がします。

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