前回の続きを書きたいと思います。

石巻到着後・・・
石巻の散策に出かけました!
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まずは仙石線から・・・
仙石線は、変電施設が使えないため仙ココ(小牛田運輸区)所属のキハ110系気動車によって運転されています。
画像を見て分かる通り・・・「奥の細道」と書いてありますので、陸羽線で使われている車両で運転されています。

ですので、客室内にある運賃表にも陸羽線の駅名が記載されています。
仙石線と陸羽線で共通運用を組んでいるんでしょうかね?

なぜか、仙石線で運用するときはワンマン運転ではなく車掌が乗務しているんですよね~

側面も・・・
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このように「矢本」とか「陸前小野」と表記されています。
震災前はこのような行先が出ることはまずなかったのに・・・なんとも悲しい・・・

そして、一番悲しいのは両数が最大で2両なこと・・・震災前は4両編成で石巻駅では撮影することは出来なかったのに・・・(詳しくは下の画像をご覧ください。画像2枚目青く2両と書いてあるのが2両編成。それ以外は1両での運転)

そしてこちらをご覧ください。
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拡大したほうが見やすいと思いますが・・・注目してもらいたいポイントは基本震災前は1番線しか使わなかったのに震災後は2番線からも列車が発車しています。

そしてもう一つは、路線図・・・陸前小野から高城町の間だけ繋がっていません。
ご存知の通り、海の近くを走る区間ですので津波により被害を受けた区間です。
今でも矢本から松島海岸までの間で代行バスでの輸送が行われています。
現在、内地に路線を変更しての復旧作業が行われているとのことです。

仙台と石巻がこんなにも不便に感じることは今まで無かったのに・・・

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仙石線:仙台・あおば通方面と書いてありますが・・・そっちまで行かないという。なんとも悲しい・・・
震災前は「矢本」表示なんて無かったし・・・すべて「仙台・あおば通」と表示されていた。

一方の石巻線も・・・
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上りの方は震災前と変わりませんが・・・下り渡波・女川方面は女川の1つ手前「浦宿」まで・・・
震災前は「女川」と表示されていました。残念ながらあの当時の画像は今となっては見つからないんですよね・・・あまり行かなかったっていうのも有ると思うんですがね・・・

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やっぱり、石巻線はこっちじゃないとね!東北地域本社色
けど行先が・・・
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まず、浦宿ってどこや?ってなるのが普通の人ですよね~
私も浦宿ってどこだっけ~ってなりましたもの・・・先程も言いましたが女川の1つ手前の駅が浦宿です。
後もう少しで全通しそうなんですが・・・女川駅の被害が尋常になく大きくて全通はいつになるやら・・・
現在こちらも内地に移動して復旧作業が続けられています。

さて、そんな被害を受けた石巻線に新しい種別が誕生しました。
それが「直通快速」・・・なんかJR西日本には存在するみたいですね。大和路線とおおさか東線(尼崎~奈良)を直通する快速。これ即ち「直通快速」英語では「Direct Rapid Service」って言うらしい。

東日本がやる直通快速はただ単に石巻と仙台を直通する快速です。
仙台と石巻。今までは仙石線で直通していましたが、仙石線が一部区間不通のため、石巻線と東北線を直通する快速を運転しています。
途中の停車駅は無いのです。だから正式には仙台・石巻直通快速って行ったほうが正しいかもしれませんね。英語にするなら「Non Stop Rapid Service」かな?

西の直通快速は尼崎と奈良を結ぶから直通快速。途中の停車駅もあります。
東のは仙台と石巻をノンストップで結ぶ直通快速。

似ているようで似ていない両社の直通快速。

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車両については、仙ココ所属のキハ110系気動車を使用しています。

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仙石線がキハ110系の陸羽線色を使っているのとは違い・・・こちらは原色を使っています。

石巻駅の案内表示板にはどのように表示されているのか?
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ただ単に・・・「快速」としか表示されていませんでした。
震災前はこっちに「仙台」の表示が出ることなんて無かったのに・・・複雑な心境ですね。

ちなみに・・・
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貨物の方は震災前と変わらない光景でした。隣にキハ110系。今までは205系が居ただけに・・・今までとはぜんぜん違う光景だな~っと思いました。石巻線は旅客より紙の輸送のほうが多いらしいですねw

次回は、直通快速乗車記を書きたいと思いますのでお楽しみください。

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