まさか、こんな記事を書く日が来ることになるとは・・・
正直考えても居ませんでしたね。
あ!今回の記事は文章中心(しかも長文)ですので予めご了承ください。
また、個人的見解が含んでおりますのでそのようなことが嫌いな方は途中で引き返したほうが良いかと思います。
JR北海道の危機的状況がますます深刻化しているようです。
その結果、15日前には2018年度末には破綻すると記事になってました。
それは、国が1200億円追加で支援したので破綻は真逃れましたが、まだまだ危機的な状況が続いているのは確かなのです。
その原因となっているのが、今回発表されたプレスの中にあります。
★列車
現在のJR北海道の主力気動車はキハ40であり、そのキハ40は老朽・劣化し故障や使用不能等の頻発増加傾向にあることから、それらの列車を廃車解体せざるを得ない状態になっているということです。
また、利用線区が少ない区間にもかかわらず民営化以前からのダイヤがそのまま継承されており、過疎化が進む北海道で利用客が少ない状況が続いている。
それを改善させるため、利用できるキハ40を最大限使用し、利用線区が少ないところを来年3月のダイヤ改正で15%ほど削減させるというものです。
★駅
JR北海道には小幌駅のような「ご利用実態がほとんどない駅」「駅周辺に生活上必要としている民家がない駅」が多数あり駅の巡回や維持管理をするための人件費や除雪・修繕等の維持管理費が発生しそれが経営を逼迫させているというのです。
これを解決するために「ご利用実態がほとんどない駅」を来年3月に向けて廃止していくと発表しました。
正直、キハ40に関しては老朽化は否めないところではあると思います。
ただ、コレに関してはJR東日本も同じです。ただ、豪雪地北海道なのでJR東日本より酷使されていたのも事実ですから老朽するのも早いと思います。
運転本数については、今まで本数の削減をしなかったJR北海道にも責任があるんだと思います。
JR東日本は利用客が少ない線区もちゃんと利用客の推移を分析しその都度本数の調整を行っています。
また、JR東日本は民営化後、真っ先にキハ110シリーズを登場させ、その都度定期的に普通専用の気動車を導入しました。
しかし、JR北海道は特急形ばかりを優先し、キハ40以外の普通専用の気動車も新車を入れましたがキハ130形はクソすぎてすぐにおじゃんになり、民営化した90年に50系客車を改造したキハ141形、93年にキハ150形、高性能過ぎて1編成しか作れなかったキハ201系と国鉄時代なけなしのお金で作ったキハ54系で運用されています。
特急と速達性を重視した結果がこうなったのです。
確かに、速達性は必要だったかもしれない。北海道エアネットワークが形成され危機的状況に追い込まれていたのも事実です。
けど、本当に速達性は必要だったのだろうか?速達性よりも空よりも陸のほうが安心できる人だっているんです。だから、速達性に走る必要はなかったんじゃないかと思うんです。
来年、北海道新幹線が開業し江差線は分離される。その分離される「道南いさりび鉄道」には老朽化が進行しているキハ40が譲渡される。
これ可哀想ですよ。老朽化が進行しているキハ40を貰ってもそれを第三セクターが修繕しながら使用し続けるなんて、数年持つかどうかすら危ういキハ40を貰い、後々第三セクターが新車を導入せざるを得ない状態となることが目に見えて分かります。
続いて、駅についてですが・・・
駅についてはもうしょうがないとしか言いようが無いです。
北海道は札幌に企業が集中してるので、札幌の本社を他市へ移すという手法が一番かと思います。それにより周りの町村へも人口を移す事ができるのでJR北海道にも利益があるんですが・・・
それをするためには国や北海道が一体となる必要があるのでまあ無理でしょうね~
北海道事態が過疎化してるんですからその都度見つめなおす必要があったんです。
市町村と協議の上それでも、駅を残すというのであれば、小幌駅がやるように市町村が駅を管理するという方式に切り替え町ぐるみで駅をもり立てる方式を採用するか、いすみ鉄道のように駅に命名権(ネーミングライセンス)を出して企業に買わせるという方法もあったんじゃないかと思うんです。
利用客が少ない駅を廃止するならJR北海道は市町村に報告し、JR北海道と市町村、また代行できるバスやタクシー等の他交通機関と話し合った上で結論を出すという中長期的な対応をしなきゃいけないんだと思います。
いずれにせよ、JR北海道が利用客が少ない駅を放置していたのも問題だったんだと思います。
それが経営を逼迫させている現況を作っていたのも事実なんですから・・・
なんで、経営路線がずれていると気付かなかったのか?
今更言っても遅いことですが、もっと早く気付いていればここまで酷くならなかったんじゃないかな~って思っています。
もしかすると、北海道新幹線は青函トンネル通過料を徴収され運賃+料金が掛かりものすごう高額になるなんてことも・・・
そうなると飛行機のほうが安いってことも有り得る話ですからね~
そうするとますますJR北海道の経営を逼迫させ、JR初の国有化なんて有り得ますからね~
今後、JR北海道が破綻しないとは言い切れない状況なのは変わらないことです。今後どうなっていくのか?要注目って感じです。
長文お読み頂きありがとうございました!
この件については各々、個人的な意見もあるかと思いますのであくまでも私の見解というだけは覚えて頂ければ幸いです。