毎年恒例となりました。今年で3度目となります!
↓過去のプレイバックシリーズ↓
今年1年の鉄道ニュースを振り返って行きましょう。
まず、大きな話題といえば・・・
寝台特急「あけぼの」の臨時降格です。
春・夏とB寝台ソロの連結が有りましたが、冬の臨時ではソロの連結がなくなりいよいよ廃止へのカウントダウンが開始したようなそんな印象を受けます。
果たして、春臨では残るのだろうか?
そして、今年は2つの路線が地図から姿を消しました。
1つ目は岩泉線です。2010年の土砂崩れから復旧することなく幕を閉じました。
JR東日本路線の廃線は1997年10月に信越線 横川~軽井沢間が廃止した以来となります。(新幹線開業による三セク化は除外)
そして、北海道で大きな話題となったのが江差線 木古内~江差間の廃線です。
北海道新幹線開業により五稜郭~木古内間が「道南いさりび鉄道」に移管されることに伴い、枝線区間となる木古内~江差間42.1㎞が廃線となりました。この木古内~江差間は1日の利用客数がJRグループワースト1であったことも廃線理由の1つです。
運行最終日には、地元を始めJR北海道総出でセレモニーを開催し大いに盛り上がりました。
廃線とは違い線路の切り替えも行われました。
まずは、吾妻線岩島~川原湯温泉~長野原草津口間です。
この区間は将来的に八ッ場ダムが完成した時に水没する区間となっており、吾妻線及び川原湯温泉は高台に移転しました。
その切り替え工事がほぼ完了したということで、水没を前に新路線での運転がスタートとなりました。
つい先日川原湯温泉駅及び現在の川原湯温泉を取材してきましたので、年明け以降順次公開していきたいと思います!
次に北陸新幹線の駅が現在の場所とは違うところに出来る関係で移転した脇野田駅(上越妙高駅)です。
信越本線内でもかなりの直線区間を上越妙高駅が出来る関係で強制的にカーブさせ新幹線の駅と直結させています。
そんな、信越本線も北陸新幹線開業によりえちごトキめき鉄道に移管される。新駅舎では最初で最後のJR脇野田駅となります。
同じく北陸新幹線で影響を受ける飯山駅
3駅とも築70年以上の駅舎であり、歴史的に価値がある駅でした。
この3駅の内保存が決定しているのは川原湯温泉駅のみでそれ以外は解体されてしまいました。歴史的に価値のある駅舎は容赦なく解体されていきました。
続いて消えた車両たちを見て行きましょう。
もう忘れている方もいるかと思いますが・・・
今年3月にはJR唯一の間接台車を採用したE331系が廃車となりました。近年は車庫間を移動する程度で本線には姿を見せませんでした。
その一方で首都圏から国鉄形が消えて行きました。
JR東海ではキハ40系の国鉄色が高山線から運用を離脱しました。
211系・205系が首都圏から姿を消しました。211系は長野地区で活躍中
205系は元京葉線の元205系が宇都宮線・日光線で運転を開始しました。
特急形では185系が波動輸送へと降格し定期で運転しているの185系は踊り子と新宿発着のあかぎのみとなりました。
一方で、新しく651系が「あかぎ」「草津」の運用についた他・・・
北陸新幹線金沢延伸に先駆けてE7系が運転を開始しました。
烏山線にディーゼルに変わる新しい車両EV-E301系電車(愛称:ACCUM)という蓄電池車が登場しました。
この車両の特徴として宇都宮線 宇都宮~宝積寺間で充電しその電力を使用して非電化の烏山線を走行するという方式です。
この電車の登場で非電化路線の将来が変わるかもしれませんね。気動車の存在意義が無くなることも懸念されます。
これとは別に消費税増税に伴い一部鉄道が、運賃が1円刻みになった他・・・
JRの特急では車内販売を終了させる列車が増加しました。
さあ、今年はもうまもなく終わりますが・・・
来年は前も言いましたが鉄道の大きな転換期となります。
寝台特急「トワイライトエクスプレス」は廃止となり「北斗星」は臨時降格し来年8月には完全に廃止となる。
その他、北陸新幹線・上野東京ラインが開通します。その影響で「はくたか」や「北越」「くびき野」「妙高」が廃止となります。
常磐線のフレッシュひたちが無くなりも「ときわ」が新設され、房総特急も「あやめ」等の列車が運転取りやめとなります。
来年は大きく鉄道界に要注目ですね。
私は来年も精一杯取材して、こちらに書いていきたいと思いますので今後とも「JRS~日本鉄道総合車両研究所~」をよろしくお願いいたします。
それでは、残り僅かとなりましたが皆様よいお年をお迎えください。
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